旧花街である「島原」に残る唯一の揚屋(あげや)「角屋」は、一部を除いて建物のほとんどが重要文化財に指定されています。幕末の歴史を刻み込んだ角屋は、ちょっとドキドキワクワクする文化財です。
広い台所ですね〜。50畳の配膳場は当時の盛況ぶりが伺えます。
配膳場に吊り下げられた「八方(はっぽう)」は四方八方を照らすということから名付けけられた照明用吊り行灯だそうです。玄関を上がり、ここで刀を預け、受け取った刀はこの箪笥にしまわれました。
角屋は、勤王派の密談場所としても使われ、久坂玄端や西郷隆盛なども利用しました。
また、新撰組の隊士・芹沢鴨が最後に宴会をした場所としても知られています。
角屋で一番広いお座敷「松の間」。最後の宴会の時も、↑芹沢鴨はここに座っていました。
是非是非、この機会に訪れてみてください。幕末を肌で感じられる一押しの文化財です!
角屋もてなしの文化美術館
住所:京都市下京区西新屋敷場屋町32
TEL.075-351-0024/FAX.075-343-9102
特別公開期間:7月19日(土)〜9月14日(日)
時間:10:00〜16:00(受付終了)
料金:大人 600円/小学生 300円
JR嵯峨野線「丹波口」駅下車徒歩約7分
市バス206系統(千本通方面行)で「島原口」下車徒歩約10分
もしくは市バス205系統 (西大路通方面行)で「梅小路公園前」下車徒歩約10分